過激なパフォーマンスの反面、インターネット企業の実業家の父を持ち、

１７歳の時に、世界で20人しか早期入学が許されていない、『ティッシュ・スクール・オブ・アート』に入学した才女。

4歳で楽譜なしでピアノが演奏できるようになり、13歳でピアノ・バラードを作曲したという。

19歳の時、親元を離れてストリップクラブで働いていた経歴がある。

2007年にインタースコープ・レコードと契約をし、所属する有名アーティストに楽曲を提供していたが、

歌手としての才能を認められ、アーティスト契約を締結した。

彼女の成功は同性愛者のファンと、そのコミュニティでの支持があり、

彼女自身は、バイ・セクシャルであることを告白している。

レディ・ガガという名前は、初期の楽曲に携わったプロデューサーがメールに書いた

クイーンの楽曲「Radio Ga Ga」から来ている。

プロデューサーは、彼女の声のスタイルをクイーンのボーカル、フレディー・マーキュリーと比較していた。

ある時そのプロデューサーからのメールに書かれていた、「Radio Ga Ga」が修正機能により、

「Ledy Ga Ga」と修正されていた事を気に入ったため、以降自らLedy・Ga Gaと呼ぶようになった。

ガガの髪は自然なブルネットなのだが、それだと同じ歌手である故エイミー・ワインハウスに間違えられるので、

髪をブロンドに染めた。下積み時代、ガガがインスピレーションを求めたアーティストの中でも、

クイーンとデヴィッド・ボウイは重要なお手本となり、「彼らの音楽とステージは、

いつも非常にパワフルなイメージを伴っていた。そして一定の演劇性とドラマ性を含んでいて、

それが人々を日常生活から連れ出し、彼らが表現しようとしていることの渦中に運んでくれた。

つまり“入り口”みたいなもの。それに私は演劇が大好きで何年も学んだし、

彼らは私が愛するもの全てを融合させてシアトリカルなポップ・ミュージックを

成立させる方法を指し示してくれたってわけ」とガガは語っている。

ガガのボーカルはマドンナやグウェン・ステファニーと頻繁に比較され、

音楽の構図は1980年代のポップと、1990年代のユーロポップを思い出させると言われている。

2008年、ジャスト・ダンス(featuring コルビー・オドニス)でシングルデビュー。

2008年発売の1ｓｔアルバム『ザ・フェイム』は全世界で300万枚以上のセールスを記録。

2009年発売の2nd、『ザ・モンスター』はオリコン初登場７位を記録するなど、

日本でもファンは多い。

（2010年に４公演日本で行われたコンサートのチケットは、わずか１分で即売）

2010年4月、YouTubeにおけるガガのミュージックビデオの累計再生回数が10億回以上になり、

同サイトの新記録を樹立。４月の雑誌TIMEが世界で最も影響力のある有名人100人を選出する、

「タイム100」のアーティスト部門で1位となった。

2011年3月11日に発生した東日本大震災に対しガガは即座に

「WE PRAY FOR JAPAN　日本の為に祈りを」とデザインしたブレスレットを作成し販売。

「収益はすべて日本に寄付する。モンスターたちよろしく」と自身のツイッターでコメントした。

その後ブレスレットは2週間で1億2000万円以上売り上げ、全額寄付された。